ベッテルニュース
- ベッテルの2018年シーズン
- 2018第4戦アゼルバイジャンGP
- 2018.04.29
【2018F1アゼルバイジャンGP】ベッテル3戦連続ポール獲得!予選後の記者会見・インタビュー「1回目にまとめていたおかげ」
【2018年F1アゼルバイジャンGP 予選結果】
| 1位 | セバスチャン・ベッテル | 1:41.498 |
| 2位 | ルイス・ハミルトン | 1:41.677 |
| 3位 | バルテリ・ボッタス | 1:41.837 |
| 4位 | ダニエル・リカルド | 1:41.911 |
| 5位 | マックス・フェルスタッペン | 1:41.994 |
2018年アゼルバイジャンGPヘルメット
蛍光レッドのペイントを使用し、FIAの許可を得てJMD特注の色つきラバートリムを使用。
鮮やかな蛍光レッドがきれいですね。バイザー下の小さな通気孔からのぞく部分にまで色を付けるなんて、芸が細かい!
F1アゼルバイジャンGP FP3と予選 ベッテルの経過
FIAのサイトで、全車の全周回タイミングデータをPDFで公開しています。
Austrlian Grand Prix Event & Timing Information
(FIA公式サイト)
ベッテルはFP3を1位で終えました。
ウルトラソフトを2セット使用。まず7周走行+スタート練習。ここでのベストは1:43.176で、2位のライコネンに0.7秒の差をつけました。次は6周走行し、トップタイムとなる1:43.091を出しました。最後に2回スタート練習。最終的に2位と0.3秒差でした。
The championship leader is on top heading into qualifying
— Formula 1 (@F1) April 28, 2018
Both @WilliamsRacing cars make the top 10 💪#AzerbaijanGP 🇦🇿 #F1 pic.twitter.com/FS59MClnx3
予選Q1はウルトラソフトでアタック。1周ウォームアップを入れ、アタックを始めたものの、イエローが出ていたためやめて、計測3周目にアタック。5周目に1:42.762を出し、4位で通過。
Q2はスーパーソフトでアタック。1周ウォームアップを入れて計測2周目にアタックし、1:43.015で4位につけます。ウルトラソフトで再度コースインし、セクター2で全体ベストを出しましたが、最後にバックオフしてタイムは更新せず。最終的に6位で通過しました。
Q3はウルトラソフトで2回アタック。1回目は1:41.498で、2位ハミルトンと0.3秒差のトップに。セクター1で全体ベスト、セクター2もフェルスタッペンと100分の8秒差の2位でした。
2回目のアタックはトップ3の中で最後に開始。3コーナーのブレーキングで少しふくらみ、セクター1は1回目より0.18後れました。そこでフラットスポットを作っていたため、セクター2でも0.18後れ、アタックをやめてピットに戻りました。ベッテルの1回目のタイムを更新するドライバーはおらず、最終的にハミルトンと0.18秒差でポールを獲得しました。
Vettel holds off the two Mercedes to take pole 💪
— Formula 1 (@F1) April 28, 2018
Both Force Indias in the top 10 👏#AzerbaijanGP 🇦🇿 #F1 pic.twitter.com/NhsQ6HL16E
【予選後のベッテルの無線】
ベッテル「3コーナーでひどくロックした。ちょっとアンチクライマックスだったね。マンマミーア…。マシンは素晴らしかったよ。みんなありがとう。グラッツェ!!!」
Seb offered to give Kimi a tow during Q2 🙂 #AzerbajianGP pic.twitter.com/KDOBwUbyVv
— Gianluca D'Alessandro (@Gianludale27) April 28, 2018
最後はライコネンがセクター2で0.2秒上回ってきたので、これはやられたかと思いましたが、最終コーナーで乱れたため、ベッテルは1回目のタイムでポールを獲得することができました。本当にマンマミーア!です(笑)
ベッテルはFP3から絶好調でした。金曜日より風が強く、曇って路面温度も低めだったため、どのドライバーも前日のタイムを出すのに苦労していましたが、ベッテルはどんどんタイムを伸ばして断トツでトップでした。
予選Q1では、FP3で良かったセクター2で振るわなかったのでちょっと心配しました。でも、ベッテルは予選後に「慎重に入った」と話しており、心配する必要はなかったようです。
これで第2戦から3戦連続でポール獲得。しかも、長いストレートのあるこのコースで、メルセデスをまったく寄せつけませんでした。各セクターのベストタイムを見ると、ベッテルはどのセクターでも1位ではありません。それでもポールが取れたのは、1回目に全体をきちんとまとめるラップを決めていたからこそだと思います。
ほとんどストレートしかないセクター3ではメルセデスに0.1~0.2秒後れましたが、ベッテルは旧市街地の狭いコーナーが多いセクター2でそれ以上のマージンを築いていました。
レッドブルは、セクター2はわずかにフェラーリを上回っていたものの、セクター1で0.3秒遅く、それが響いていました。フェラーリはダウンフォースも付けつつ、ストレートもエンジンパワーでカバーできるという、ちょうどいいバランスに仕上がっているようです。
これなら決勝も期待できますね。楽しみです!
F1アゼルバイジャンGP予選後の公式記者会見
FIA post-qualifying press conference - Australia
2018.4.28(F1公式サイト)
1位 セバスチャン・ベッテル、2位 ルイス・ハミルトン、3位 バルテリ・ボッタス
【コース上でのインタビュー】
Q:セブ、信じられないような仕事をしたね。3戦連続ポールだ。コース上でものすごかった。2回目のアタックでもっとタイムを削ろうとしたのは分かっているけど、ちょっとロックしてやれなかったね。でも、今日はものすごかったよ。
セバスチャン・ベッテル:ありがとう。マシンがいいのはQ1とQ2で感じた。だから、予選の最後は、自分の望み通りのマシンに仕上がっているのが分かっていたんだ。ポールポジションが取れると分かっていたわけじゃないよ。でも、いいラップをまとめられるはずだってね。
1回目はすごく満足できた。2箇所、ほんの少しだけパーフェクトじゃない場所があったけど。2回目は路面が改善するだろうから、出ていってまた決めなきゃいけないのは分かっていた。最初はタイムが少し下回っていて、次にちょっとだけ上回って、で、ロックした。3コーナーで。意表を突かれた。まっすぐ行くべきか、踏みとどまるべきか迷ったけど、踏みとどまろうと頑張った。
幸い何とかなったよ。1回目にいいラップをまとめていたおかげだ。本当にうれしい。
Q:素晴らしい日になったけど、まだスタートに過ぎない。メルセデスもレッドブルも絡んでくる。明日は難しくなりそう? 1コーナーまでの競争だけでも、明日は厳しくなるのでは?
こっち側はそんなに長くない。ここまでのほうがはるかに長いよ! 緊迫したレースになると思う。ここでは何でも起こり得る。セーフティーカーの可能性も高い。心強いのは、今日の午後、僕たちのマシンがすごく良かったことだ。だから明日もいい位置に付けられるはず。
昨日は自信が持てなくてちょっと苦労した。マシンに対する信頼感とリズムの面で。ここではそれが大事なんだ。でも今日は、いったん決まったらどんどん良くなって、本当に楽しかった。自分の最後のアタックはちょっとくやしい。まだ少し力が残っていると思っていたから。でも、ポールが取れて、これ以上ないうれしい展開だよ。
【記者会見】
Q:セバスチャン、ポールをとって喜んでいるだろうね。特に昨日はマシンの中で自信が持てないと言っていたから。
マシンの中で自信が持てないと、コース全体で自信が持てないものなんだ。この場所では、信頼が不可欠だと思う。そうでないと、限界で思い切って速く走ることができない。フリー走行の最後はかなり自信が持てるようになって、今日はそれをつなげられた。
マシンは素晴らしかったよ。どんどん良くなる一方だった。路面も予選を通してかなり向上していった。Q3のアタック1回目は大満足だった。ミドルセクターの6コーナーと11コーナーに、ほんのちょっとだけ残っていたかも。少し欲張りすぎて、ちょっとふくらんでしまった。でも、残りのラップは本当に良かった。
それに、最終コーナーも上手く立ち上がることができた。あそこは今日、ものすごく難しかった。全員、風に翻弄されていたんじゃないかな。それに、5~7秒先にマシンがいてもスリップが少し効いた。だからあのラップがまとめられて、本当に満足だった。
2回目のアタックでは、今言った場所に少しタイムが残っているのは分かっていたし、マシンは最初から絶好調だった。それでちょっとエキサイトしすぎたのかも。3コーナーでブレーキングを遅らせようとしたんだ。前のアタックよりかなりね。縁石にも当たったんだと思う。それでフロントをロックさせた。そこからはフラットスポットができた左フロントで走ることになった。
あのときはマシンの中でかなり腹が立ったよ。改善できる可能性を台無しにしちゃったんだから。それに、ほかがどのくらいになるかは分からなかった。アタックをアボートしてからポールポジションだと聞いて、当然すごくうれしかった。
チームは素晴らしい仕事をしたと思う。また夜の間にマシンを変更して、さらに大きなパフォーマンスを引き出したんだからね。
【記者からの質問】
Q:(Scott Mitchell – Autosport)セバスチャンに質問。キミがポールを奪いそうだとチームから聞いていた? 彼はセクター2を終えて0.2秒上回っていたけど。2つ目は、今年キミのガレージからのプレッシャーを感じているかな。彼のパフォーマンスレベルが変わったのに気づいている?
結果だけを見るのと、もう少し掘り下げて見るのとでは違うと思う。今年はここまで、ものすごい接戦だ。正直、ここまでほとんどの金曜日で彼が上回っていた。マシンの理解や感触をつかむ上であちこち苦労するところがあって。
僕は彼を知っているし、彼の強さも知っている。ものすごい才能の持ち主で、問題とうまく付き合って走ることができる。言ったように、今年は接戦だ。最後のアタックについては知らなかった。僕はコース上にいたからね。
でも、これまでの年を振り返って抱くイメージはゆがめられていると思う。結果を見てイメージするほどワンサイドゲームじゃなかったよ。あなたが言おうとしていることも、質問の理由も知らないけど、僕たちはいいコンビだと思う。いい勝負だ。
最近も言ったけど、問題はほとんど…というより、僕たちの間にはこれまで一度も問題はなかったと思う。過去のレースでは、僕がしくじって彼にクラッシュしたり、彼を道連れにしたりしたこともあったけどね。それでも人生は続く。楽しく仕事ができるのは、チームにとっても僕たちにとっても、本当に大きなボーナスだと思う。
Q:(Jon McEvoy – Daily Mail)セブに。もうF1で何年も過ごしてきたけど、これだけのレベルを維持するのはどのくらい難しいものなのかな。ルイスに対するバーニーのコメントもあったけど。トップレベルのドライバーでいるのは、要求が厳しく、消耗するもの?
たしかに、シーズンに臨むにあたっても10年前とは感覚が違う。10年やれば当然だ。勘違いしないでよ、悪い意味じゃない。成長すれば見方が変わることもあるし、少しでも賢くなりたい。視野が広がるし、モチベーションも変わる。物事に対する見方が少し変わるというか。
1人の人間として、何を目標にし、最終的に何を達成しようとするかで決まるんだ。僕は、仕事を楽しんでいる。この仕事を、レースを愛している。もちろん、僕がマシンに乗っていることについて、毎日大勢の人が意見を持つ。正しい意見もあれば、そうでないものもある。一番大事なことは、自分が誰かを知っていることだ。そして、自分に正直であること。そうすれば、周囲で起きていることにそれほど耳を貸さない余裕も持てる。集中を乱されずに、純粋にレースを楽しむことも。
自分が最高の状態かどうかは、引退してから振り返って分析する時間が十分あると思う。もちろん、レベルは高い。トップで戦いたいなら、ミスをたくさんしてはいられない。今トップにいるのが誰で、過去何年もトップにいるのが誰であれ、レベルが高いのが普通だし、そこには多くの努力が注がれている。コース上ですべてをきちんとやるだけじゃなく、コースから離れたところでもね。
これ以上長くならないようにまとめると、たいへんな努力がいるし、それが評価されることも、それほど評価されないこともあるけど、結局は自分次第なんだ。
Q:(Luis Vasconcelos – Formula Press)このグランプリの最初の2回は、まったく違った。1つは落ち着いていて、退屈なくらいだったけど、去年はクラッシュ祭りだった。明日のレースはどうなるかな。特に天候はさらに悪化して、風も強まりそうだけど。
水晶玉は持っていないから分からない。近頃僕が気に入らないのは、みんな僕たちのスポーツを単純に1つのレースで判断しがちなことだ。オーストラリアのあとは、やれ大失敗だ、今のマシンは…と言われた。確かに、退屈なレースもあったかもしれない。でも、コースとかレース展開とか、いろいろな要素によるんだ。一方で、バーレーンや中国のようにエンターテインメントなレースもある。
明日は退屈かもしれないし、エキサイティングかもしれない。分からないよ。雨だって降るかもしれないけど、誰にも分からない。要するに、それを知るために僕たちはレースをするんだ。僕はそう思う。
Q:(Ralf Bach – Autobild Motosport)セブ、隣の2人は当然またアンダーカットをしたいと思っている。それに対する準備は?
僕も中国で起きたことは気に入らなかった。でも、僕たちにはそういうことを面倒見る優秀なチームがついている。まずはスタートがどうなるか、最初のスティントがどうなるかを見ることになると思うけど、ここは1周が長いから、アンダーカットもたぶん強力だろうというのは僕たちも分かっているよ。と同時に、すぐにタイヤを作動させるのは全員にとって難しいと思う。中国から学ぶべきことはちゃんと学んだし、明日は問題ないはずだ。
自分を知り、自分の究極の願いが分かっていれば、周囲の雑音に惑わされることもないという話は、故アキ・ヒンツァ医師の教えそのものです。決して簡単なことではありませんが、ベッテルは自分らしくあり続けているからこそ、こうしてトップのレベルを維持できているのだと思います。
動画:アゼルバイジャンGP予選後のベッテルのインタビュー
4:13~
Q:今週もまたポールだった。とてつもない仕事をしたね。マシンは良かった? 明日に向けて自信は?
マシンは良くなっていった。予選はスロースタートとまでは言わないけど、慎重にスタートした。大事なのはQ3だと分かっていたからね。何というか、自信を高めていったというか。マシンが仕上がっていると分かってQ3に臨めた。
ここではそれが大事だ。昨日は違った。ブレーキングでどのくらい攻められるか確信が持てなくて、思い切ってやったらふくらんで…。今日はその点が全然違った。ここではそれが大きく影響する。あとはラップをまとめるだけ。
1周目は良かったけど、2周目は最後までできなかった(笑)。ちょっとハードにやりすぎたのかも。3コーナーでロックした。だからちょっとアンチクライマックスだったけど、それでも無線でポールだと聞いてすごくうれしかった。
明日に向けて最高の場所が取れた。でも、レースは長いからね。
Q:自分とチームメートの間にメルセデスとレッドブルがいるのは心配では? 間に割って入ろうとするかも。
心配すべきなのは向こうのほうだよ。僕たちが前と後ろを抑えているんだから。キミはすごくいいラップだったと聞いた。残念ながら近づけなかったけど、2人とも前に出る可能性があった。明日のペースの面では全員が僅差になると予想していたし、ここではたくさんのことが起こり得る。セーフティーカーが何度も出て、順位をすっかり変えかねない。だから、今日は早めに寝て明日に備える。あとはどうなるか見てみるまでだ。
ベッテルは予選後にテレビに向かって手を振っていましたね。
Q:最後のジェスチャーは何?
手を振ってたただけ。
Kai Ebel: "The gesture at the end?" (he did it after getting pole)
— tami. (@Vetteleclerc) April 28, 2018
Vettel: "Waving"
😊#F1 #AzerbaijanGP #Seb5 #Vettel pic.twitter.com/ri2kUstxQZ
もしかしたら、テレビを見ている家族に手を振っていたのかもしれませんね。
シーズン前は、開幕4戦で3戦連続ポールなんて、夢にも思っていませんでした。本当にすごい!
前回は期待していたような展開になりませんでしたが、今度こそ素晴らしいレースになってほしい! 期待しています!
2018F1アゼルバイジャンGP予選ハイライト
(F1公式YouTube)
アゼルバイジャンGPベッテルのポールラップ
(F1公式YouTube)

